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建築設備設計・施工図に携わるラガーのブログ
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建築基準法改正による影響
今年、平成19年6月20日より建築基準法が改正されました。

改正されるきっかけになったのが2005年末に発覚し、大問題となった構造計算書偽造(アネハ問題)

この問題は建設業界・建築業界はもちろんのこと、不動産・住宅業界全体をも巻き込んだ大きな社会現象にもなりました。

こういった問題の再発を防止するために施行されたのが「改正建築基準法(国土交通省)」です。

改正法では、確認審査期間を延長や構造計算適合性判定精度の導入等、主に建物の構造計算の偽造が行われないように改正されています。
(詳しくは国土交通省HP ⇒ こちら

しかし、建設業に携わる者としてもっとも影響があることは・・・ranking
建築確認申請手続きの変更による新たな負担です。

特に設計図からの変更箇所・訂正箇所があった場合、今までは軽微な変更として訂正印を押して訂正して変更可能でした。

これからはチェックが厳しくなり、簡単には訂正許可が下りません。

特に構造面のチェックは厳しくなるといわれています。

計画変更申請として追加で申請を出さなければならない事も考えられます。

場合によっては変更を認められないということもあるかもしれません。



建設業に携わっていない方は、「そんなに設計図から変更するものなの?」と思うかもしれません。

しかし、実際は設計図通りに全部終わる現場はほとんどありません。

レイアウトの変更に伴う梁の移動、追加。

設備おさまりによるレイアウトの変更・・・。

数え上げればきりがありません。



こういった変更点をなくすには、設計段階で変更がないように施主との打ち合わせ、設備を含めた各所おさまり等、十分検討をする必要があります。

残念ながら今までは、設計者も設計しながら

(おさまっていないけど、意匠を重視するから仕方ない。後は現場で考えるだろう)

(おさまっていないけど、時間がないからとりあえず納期を間に合うように完成させてしまおう)

と、考えて設計されている方も多かったと思います。
(もちろん時間をかけて完璧にやる方もいるでしょうが)

僕のところにも、ゼネコンから設計依頼や設計補助依頼があります。

僕の本職は施工図なので、設計をしていると現場レベルでのおさまりが頭に浮かんでなかなか進みません。

しかし、やるからには施行段階で問題がない設計をしたい。

問題がある箇所を質疑書にまとめて打ち合わせをします。

すると、その質疑に対する回答は

「時間がないから適当でいい。おさまっていなくても現場でなんとかするよ。」

こんか回答をちょくちょく聞きます。



現場でなんとかする?

確かに設計図で、100%のおさまりを検討するのは不可能です。

その為に現場で建築・設備・電気担当者が施行図を書いたり、打ち合わせをして問題点をあげて解決します。

しかし、なんとかなる問題となんともならない重要な問題があります。

設計者はこの重要な問題を事前に解決しておかなければならない筈です。

設計図がよければ、現場での労力が減り、変更点も少なくなります。

それが建物のコストダウンにもつながるでしょう。



今回の建築基準法改正により、今迄以上に設計段階での打ち合わせ・検討が重要となってきます。

問題点がある箇所はそのままにせず、事前に解決していかなければなりません。


不景気な建設業界。

この不景気を脱却するためにも、設計、現場、一丸となって品質を保ちつつも無駄なくお金や時間がかからないように努力しなくてはいけないと感じます。

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